ECサイト内で実施できる販促施策アイデア(特集ネタ・集客イベント・機能)40選
Webマーケティングの販促・集客としてサイトの外で行える施策は、有料広告やSNS、ブログなど、多岐にわたっていますが、今回は、サイト内で実施できる施策についてまとめました。 ECサイト内で掲載する「特集」や「セール」や「キャンペーン」などの販促施策を、新規顧客獲得施策からリピート施策、顧客囲い込み施策まで、具体例を交えながら一気にご紹介します。
ECサイトの販促施策について検討されている方の参考資料や、アイデア出しの材料として活用して頂けたら幸いです。
ECサイト内で実施する販促施策40選
- 期間限定
- 「00月00日23:59まで!」「夏季限定」など、残りの日数や時間のカウンターを設置し、今だけ感を演出します。期間が迫ってくる「閉店セール」にも同じような効果があります。
- 数量・回数限定
- 飲食店などでよくある「1日00食限定」「先着00セット限定」「初回限定」などの限定販売。「在庫限り!」「売り切れ御免!」などの文言で、注文数量を制限して希少性を高め、購買意欲を促進します。
- シークレットセール
- メルマガ会員限定で、秘密の特集ページなどへの案内をしたり、パスワード入力によるログインが必要なページでの限定セール、通常のセールより更にお得な価格での購入できる仕組みなど。ブランドが確立しているサイトなどでは特別感をより演出できます。
- 福袋
- シークレットセールと同じような効果がありますが、年末年始向けの商品カテゴリーに絞ったり、年明けの初売りイベントとして盛り上げることができます。「000円で、0,000円分の商品が入っています!」などの文言や、福袋の数量限定などの文言は効果的です。
- ◯◯%割引
- 全商品に割引率を適用したり、在庫処分品に「最大00%割引!」などのタイトルで特集ページを設けて案内します。
- 何人に一人タダ!
- 大手家電メーカーで、レシートの裏面に当たりが出たら会計が無料(キャッシュバック)になるキャンペーンをやっていますが、それと同様の施策。客単価にバラツキの無いサイトで、100人に1人タダとした場合、運営側からは1%値引きを行うのと同等のコストがかかりますが、お客様の感じるワクワク感や、タダから受けるインパクトはコスト以上の効果が期待できます。
- 早期割引
- 新幹線の指定席早割や、おせち予約の早割などと同様、シーズンにおける注文のピーク前に顧客を獲得します。競合他社に対して、先手を打つには効果的な施策です。
- 在庫(訳あり)処分
- 「季節外商品」「デザインリニューアル前の商品」「型落ち商品」など訳あり商品を特価で販売します。とにかく安くというお客様のニーズにお応えします。
- 送料無料
- 通常時に送料を請求されているサイトでは、送料無料キャンペーンをすることで、まとめ買いなどによる客単価アップが期待できます。注文単価の低いサイトでは、損失のないよう「注文合計0,000円以上」などの制限を設けて運用するなどの注意が必要です。
送料無料は全てのお客様に関連してくるサービスになりますので、広いターゲットに対して効果があります。
- クーポン
- 新規会員登録時の入会特典や、お誕生日月の方への案内などから、割引クーポン券をプレゼントします。クーポン利用時にパスワード入力が必要だったり、簡便性に欠ける運用になると利用率が低くなるので、カート内でクーポンの利用が簡単に行えるシステムを利用するとより効果的です。
- ポイント付与(還元)
- 100円ごとに1ポイント付与で付与率1%(1ポイント=1円=還元率1%)など、購入金額に応じて獲得ポイントの付与を行ない、顧客の囲い込み(リピート購入)を促す施策。ポイント◯倍セールや、特定の商品群だけ付与率を高くしたりしてヘビーユーザーを増やすことも狙えます。
- スタンプラリー
- ショッピングモールや商店街、複数の類似店舗を運営されている方は、テーマを決めてスタンプラリーを実施。スマホ向けのスタンプラリーアプリやASPサービスを利用する方法もあります。
- まとめ買い(ついで買い・買い合わせ)
- 2つ目の商品から000円引き、関連商品とのセット割など、複数商品購入者への特典を与えます。Amazonのシステムで利用できる、まとめ買い商品割引には、以下のように複数の組み合わせが用意されています。
「A点以上買うとB円OFF」「AとBを買うとC円OFF」「A点でB円」「A円以上買うとB%OFF」「A点買うとB点分の価格OFF」「A点以上買うとB%OFF」「A円以上買うとB円OFF」
- 写真投稿コンテスト
- 何らかのテーマ(例えば、キャラ弁創作、自慢のペット、商品陳列コンテストなど)に従って写真投稿を募集。インスタの普及を背景に、スマホでの撮影・投稿が当たり前のようになってきているので、写真応募へのハードルが以前より低くなっています。自社の商品を活用している写真を応募してもらい、応募のあった写真をサイト掲載することで、キャンペーン終了後にもサイト内の特集ページなどでサイトを盛り上げ、お客様とのコミュニケーションの場へとつなげます。
- アンケート(クイズ)に答えてもらえる
- お客様の声を聞きたい...というのはどのサイトの運営者も思われているのではないでしょうか?サイトや商品に対するアンケートを実施し、プレゼントやポイント付与を行い、ご意見・ご要望を収集するとこで、応募と同時に、お客様の声を聞くことができるので一石二鳥です。
- レビューを書くとプレゼント
- 良いレビューは、お客様に安心感を与える重要な要素です。商品のレビュー(感想)を書くと、ポイントのプレゼントや送料無料などの特典を与えます。しかし、最近ではレビューに信頼感をもたせるために、このような施策は減少傾向にあるようです。
- 景品交換(注文金額に応じて)
- 保有ポイント数によって、景品を選んでもらい、カタログギフトのような選ぶ楽しみのあるプレゼント施策になります。
- モニター募集(無料モニター・全額返金)
- 掃除ロボットなど、使ってみないと分からない商品などを、実際に使用してもらい、その使用感を掲載することで、未購入者に安心感を与えます。SNSでの拡散も期待できます。
- 返品無料
- 洋服や靴などファッション関連のサイトでよくあるサービス。返品が多く、運用が大変なイメージがありますが、国内通販の返品率は2~3%と低く、返品率よりも、返品無料での売り上げアップ効果が大きいために、このようなサービスが継続しているようです。
- 宝探し
- サイト内に隠しキーワードや、商品に関するクイズ形式の宝探しゲームを設けます。お客様様が宝探しをしていくうちに、サイト内の様々なページを見て頂く仕組みです。
- 定期便
- 消耗品などの商材を多く扱うサイトでは特に効果的。定期的に商品を発送します。1ヶ月単位などで継続の打ち切りのご連絡がない限り商品をお届けするシステム。有機野菜の宅配で中身は確定していないが、その日にとれた旬の野菜(1箱分)を毎週届けたりするサービスもあります。
- 再入荷通知
- 在庫切れの商品に対して、再入荷の連絡をメールにて通知。在庫切れによる機会損失を防ぎます。
- 顧客ランク制(による優遇)
- ある条件からレギュラー会員・シルバー会員・ゴールド会員などの名称をつけ、顧客を区分します。2:8の法則(2割の顧客で売り上げの8割を占めている)があてはまる、BtoBサイトですと、一部の顧客のみが優遇され、全体として効果が出にくい場合があります。
- メルマガ限定特典
- メルマガ会員に登録してもらうための施策。弊社ではメルマガ会員様限定で、カタログの無料贈呈なども行なっています。
- お友達紹介
- スポーツジムなどでよくある施策。紹介者に対して特典を付与します。知り合いからの紹介なら安心感がありますので会員登録へのハードルが下がります。
- 顧客別専用マイページ
- 各企業様オリジナルの商品などを取り扱った特設ページを設けたり、決済時に本部の承認が必須になる承認機能をサイト内に付加します。
- ◯◯の日
- ヤフーの日などが有名ですが、定期に開催したり、特集内容を毎回変えたりして、リピーターとなるサイトのファンを増やします。
- 価格固定
- 安さに自信のあるサイトは、お得感だけでなく、価格変動のないことから信頼感にもつながります。
西友様のネットスーパーで「プライスロック」の名称で行なっていた施策などがありました。
- Web接客ツール
- ユーザー属性、訪問回数、訪問ページ、滞在時間、購入の有無、登録の有無など、お客様によって「ポップアップ」を表示してクーポンを発行したり、「チャット」でお問い合わせを受けたりできるASPサービス。コンバージョン率が上がり、離脱率が下がると言われています。
有名なサービスとして「ecコンシェル」「FLIPDESK」「KARTE」があります。
- コンテンツページ
- 商品の使用方法や、商品カテゴリーに関する情報など、商品詳細ページでは紹介しきれない内容を、特集ページや、まとめページなどの形式で作成。ブログやHowtoサイトを別途作らなくても、ECサイトでのコンテンツ・マーケティング施策もSEO効果が見込めます。
- 対決方式
- ジャンル分けした商品群を対比して見せる特集。かわいい派vsカッコイイ派、暖色系vs寒色系、既製品vsオリジナル品など、サイト内での通常のカテゴリー分けと違った分類で商品を見せます。
- 動画
- 商品写真(静止画)では分かりにくい部分や使い方、サイズ感などを動画で紹介。実演販売のような感覚で商品をアピールします。
- 業種別
- 特にBtoBサイトなどでは、業種別に売れている商品やその使用例を展開することで、ユーザーに関連性を意識付けすることができます。
- コラボ企画
- 同業者や他業種の企業同士の共同キャンペーン。ファッションブランド×スポーツブランド、生活雑貨店×飲食店など、お互いのイメージアップと顧客層の拡大を狙います。
- 季節別・催事別
- 季節(春夏秋冬)・催事別(クリスマス、ハロウィン、お正月など)の各時期に適した商品群をまとめて紹介。
- ダウンロードサービス
- 専門的なノウハウやマニュアルのダウンロード、商品に付随するアイテムのダウンロードができるサービス。
- 有名人おすすめ・マスコミ掲載実績
- 好感度の高い有名人がおすすめしていたり、人気のある雑誌に掲載されている記事を載せることで、ユーザーに安心感を与えます。
- 女性向け・若者向け
- 主婦層をターゲットにした家事効率化グッズや、働く女性をターゲットに癒しの特集など。
- 流行りもの(時流に乗ったもの)
- 猛暑の年に、熱中症対策関連品、冷感グッズ、節電アイテムなどを取り揃えるなど、その時に需要のあるものを販売。
- レンタル
- 高額商品や大型商品、年に数日しか使用しない商品など、購入決定に検討を要するものは、無料レンタルサービスで試して頂き購入へのハードルを下げます。最近では自動車の一泊二日貸し出しなどがありました。