夏至とはどんな日? 春分や秋分との関係は? まとめて解説します!
春分の日を過ぎ、気温も大分暖かくなってきた今日この頃。
新型コロナウイルスの影響もあり、
季節の変わり目がわかりづらいかもしれませんが、
今回は、夏に向けて夏至がどんな日か、春分や秋分、冬至との関係など【夏至の日】の解説をします。
1.夏至の日とはどんな日?
夏至とは、二十四節気の一つで北半球では「一年で一番昼が長い日」とされています。
冬至とは対となる日で、春分や秋分の日の丁度間になる日です。
昼が長くなるのは地球の公転と自転による影響になります。
夏至の日は北半球を太陽が真上から照らすため、昼が長くなり、
冬至の日は太陽が斜めから照らされるため、夜が長くなります。
【図 地球の自転と公転と日照の関係】
2.夏至の日の日照時間、日の出と日の入り
夏至の日の日照時間は、緯度により変わってきます。
北緯36度の東京では、日の出の時間は4:26ごろ、日の入りの時間は19:00ごろとなり、
約14時間34分が日照時間となります。
対して、日本最北端、北緯45度の稚内だと日の出の時間は3:45ごろ、
日の入りの時間は19:25となり、約15時間40分が日照時間となります。
同じ日本でも1時間ほど日照時間が違う形になりますが、
北緯66度(北極線)以北だと、夏至の日に日が沈まない白夜となり、
ノルウェーやスウェーデン、フィンランドの一部やロシアでは、
夜の時間でも常に太陽が出ているという現象が発生します。
3.夏至の日の食べ物
全国的に決まったものを食べる風習はありませんが
地域ごとに夏至の食べ物に関する風習が残っていたりします。
特に関西地方ではタコを食べる風習があり、半夏生のタコと合わせて人気があります。
タコの刺身やたこ焼きはもちろんのこと、夏らしい和え物やマリネなどのレシピも人気です。
また、奈良の方では餅と小麦を練ってきな粉を塗した【半夏生餅】を食べる風習があります。
こちらも伝統的に夏至から半夏生までの間に食べられています。
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4.夏至の日とお祭り
日本では夏至祭が少ないですが、北欧や東欧など北極圏の国では白夜と合わせて、
お祭りが行われています。
特にキリスト教が盛んな国々では、聖ヨハネの日(6月24)がキリスト教の祭日であることから、
夏至と関連付けたお祭りが開催されております。
また、お祭りではありませんが世界的な運動として、
2000年代から【キャンドルナイト】が行われています。
こちらは、夏至・冬至の夜に電気を使わずキャンドルを明かりとして使うことで、
省エネ、省電力を呼びかけるイベントとなります。
こちらは日本でも毎年行われているイベントになりますので、
興味がありましたら、ぜひご確認ください!
100万人のキャンドルナイト 運営:大地を守る会様
https://candle-night.tokyo/