ハロウィンコスチュームでの仮装イベントのいろいろ
●仮装のはじまり
10月31日はもともとケルト人にとって1年の終わりの日にあたります。この日には死者の霊が家族を訪ねて来たり、精霊や魔女がこの世にやってくると考えられていました。その霊や精霊たちは、人間にいたずらしたり悪運をもたらしたりするとされていました。そのため、霊から身を守ろうとした人たちが、自分も魔性のものであるふりをするために悪魔や魔女の恰好をしたことから、この日に仮装をするようになったそうです。
そのため、仮装をする衣装はお化け(ゴースト)や魔女・ドラキュラなどの格好が定番です。しかし近年では映画のヒーローや可愛いキャラクターのコスチュームで変装することも多いようでマントやハットなど、それぞれ工夫された衣装でハロウィンを楽しんでいます。
●仮装イベントの広まり
ハロウィンの本場アメリカでは、約65%の人が仮装をして楽しむそうです。その市場規模は4500億円と言われています。日本ではアメリカほどの市場規模はないものの、近年徐々に一般的なイベントとして、仮装イベントが定着するようになってきました。
川崎で毎年ハロウィンに行われるイベントには、毎年10万人もの人が仮装をして集まります。また、原宿や渋谷でも大勢のコスプレをした人が集まるハロウィンイベントが行われています。このような仮装イベントは、徐々に地方へも拡大し、各地でイベントが企画されはじめているそうです。日本でも衣装はもちろん、ケープやカチューシャなど様々な小物も用いて、それぞれに工夫した衣装で仮装を楽しむのがハロウィンの定番になっています。